柳井地区介護支援専門員協会の研修会に登壇しました。

本日は、柳井地区介護支援専門員協会主催の研修会において
介護現場の暴力・ハラスメントをテーマに
弊所/石﨑がお話する機会を頂戴しました。

今回は、居宅介護支援事業所だけでなく、
地域の訪問介護、訪問看護、通所介護事業所にもお声掛けされたとのことで
38名のみなさまに受講頂きました。

本テーマについては、
社労士ではなく、弁護士の先生方の専門領域であると考えておりますが、
弊所では、
・ 事案が起こる前の組織対応(方針づくり、マニュアル整備、広報)
・ 職員の意識啓発(事業所内研修のファシリテーション)
・ 事案発生後の職員のフォロー(外部相談窓口)
などを中心に介護現場の暴力・ハラスメント対策に携わっております。

介護業界以外に目を移すと、
カスタマーハラスメントに対するポスターや方針を
店舗や事業所で目にすることも増えました。
労災の精神障害の認定基準追加、旅館業法改正、東京都の条例検討など
働く人の人権を守るという姿勢を積極的に打ち出す社会の動きを感じます。

介護事業所においても、
被害にあわれた現場職員の後に、その対応に回る職員も
被害者となり、孤軍奮闘されることもあり得ます。
そのため、理不尽なクレーム等を上手にさばく人に頼るのではなく、
組織で共通理解を育み、事案発生時には協力して対応できる備えをすることが、
必要と考えております。

今回の研修では、
介護業界以外の世の中の変化にをご紹介しつつ、
・ 講師の体験談
・ 介護現場の暴力・ハラスメントの定義
・ 対応困難者はどんな人なのか
・ 個人の技量に頼らず組織で行う準備・対応
などについて、お話させて頂きました。

本日は、対面での研修であったため、
最初に、自己紹介を兼ねたグループワークから始め、
受講者同士の意見交換等を経て、
場が温まったところで、講師が話を始めることができました。

みなさまが非常に協力的であったこと
熱心に受講いただいたことが印象的な研修となりました。
大変お世話になりました。
ありがとうございます。