個人情報保護をテーマに研修講師を務めました。

本日は、福祉の現場の個人情報保護をテーマとして
社会福祉法人Lさまの階層別研修の一コマをお借りする形で
弊所/石﨑が講師を務めました。

スマートフォンやSNSが当たり前の世の中で、
職場における個人情報保護もこの問題を避けて通れません。

各施設では、事業所のPRにSNSを利用し、
法人本部では、採用活動にSNSを活用する。

このように医療、介護、福祉の現場でも、
事前の同意を得た上で、
利用者さんや職員さんの顔写真や動画を使って
事業所の魅力を発信することが当たり前となってきました。

そこで、今回の研修では世の中が変化する中で、
個人情報保護について私たちの知識もアップデートしよう!
ということを狙って、主に下記のような内容をお伝えしました。

・そもそも個人情報は誰のもの?
・個人情報保護法のベースとなる考え方
・個人情報の定義
・条文・ガイダンスから見るkeyword
・個人情報の取扱いと同意
・個人情報漏洩の事例・判例
・医療情報とSNS
・職場の同僚の個人情報

途中途中で、講師からの質問を投げかけて進めましたが、
今回もその取扱いについて、受講者のみなさまのご意見が割れることがありました。

法律や医療・介護関係事業者に適用されるガイダンスで求められることと
現場での個人情報の取扱の実態にはズレが生じてしまうことも
あろうかと思います。

受講者のみなさまの意見交換を通じて、
専門的な職業である職員様に何らかの気づきやひっかかりを
もたらせたのであれば、大変幸せです。
各職場にお持ち帰りいただき、ご活用ください。