弊所代表/石﨑が山口県立山口南総合支援学校において
卒業後の進路として就職を希望する1~3年生の生徒さんに対して
「働くための基礎知識」をテーマに授業を行いました。
特別支援学校において、就職を希望する生徒さんは、
通常の授業の中、および企業実習を繰り返すことで
ご自身の希望にあった就職先を選択されています。
3年生は、卒業・就職を控え、
2年生は、4月の進級後に予定される企業実習が、
卒業後の就職を意識したものとなるため、
期待と同時に大人の社会に飛び込む不安も抱えています。
そして、1年生は、
今後の企業実習について認識を深める時期でいらっしゃいました。
本日は、ひとりの大人として、社会保険労務士として、
多くの事業所さまと関わる中で感じたことを踏まえ、
下記のような内容で、2時間弱の授業を行いました。
・ 就職先の選択について
・ 就職することは契約(約束)を結ぶこと
・ 給与明細から見る働く人を守るしくみ
・ 職場でよくあるルール
・ 職場での人間関係づくりや失敗の考え方
一方的な講義ではなく、双方向の授業をしたい
難しい話に寄せ過ぎず、今の気持ちを聞いてみたい
と思い準備を進めましたが、
最後にお一人おひとりから感想を頂いた際に、
とある生徒さんから、
「このお話は1年生の時に聞きたかった」という感想を頂き
講師である石﨑が勇気づけられた授業になりました。
特別支援学校では、高等部の企業実習先を探していらっしゃいます。
多様な職種を経験できることが、生徒の選択肢を増やすことにつながります。
実習のお願いを受けられた事業所様は、ぜひご検討をお願いします。
特に本日参加頂いた3年生のお二人には、
働くことを通じて、学校とは別の自分の居場所を見つけられるように
心から応援しています。