雇用管理責任者講習(労働時間管理)に登壇しました。

本日は、弊所代表/石﨑が介護事業所さま向けの雇用管理責任者講習第1回目に登壇しました。
コロナ渦にもかかわらず、
県内各地から定員40名に対して、31名のみなさまにお集まりい頂きました。
改めて、この場を借りてお礼申し上げます。

本日の内容は下記の3つで構成しました。

1.労働時間・休日・休暇の管理(法律実務)
  ・ 最低賃金857円(山口県)の影響と非常勤職員の労働時間
  ・ 職場環境等要件の改定と労働時間・休日・休暇等の関係
  ・ 介護事業所から質問が多い事項(労働時間・休日・休暇等)
  ・ 勤怠管理システム導入と注意点
2.労働時間・休日・休暇と今後予定される法改正
  ・ 2022年4月以降、段階的に施行される育児介護休業法
  ・ 2022年10月に施行される社会保険の適用拡大
    (被保険者数101人以上)と労働時間
3.労働時間・休日・休暇と人事制度
  ・ 同一労働・同一賃金を休暇・休業・休職の視点から考える
  ・ 社会福祉法人での最近の裁判例(横浜地裁)

介護事業所の特徴は、人材確保の難しさに加え
主に下記のようなものがあると考えています。
・ 中途採用中心の職場
・ 女性中心の職場
・ 高年齢者も多い職場
・ 24時間365日稼働の職場
・ 訪問系サービスと労働時間管理
・ 介護保険法上の配置基準との兼ね合い

社会状況を反映して目まぐるしく変わる法律や
職員の価値観の多様化により、
現場の負担も増すばかりですが、
本日お話した内容が、
より良い職場を目指される介護事業所のみなさまにとって
お役に立てると幸いです。